『竜馬がゆく』がバイブル

長南 エンジェル投資家の人となりを起業家に知ってもらって、なんとなくフィーリングで「この人に会ってみたいな」って思ってもらえるような話を聞きたいと思っていて、例えばマンガだったら何がお好きか、もしよかったらお教えいただけますか。やっぱり『ナニワ金融道』ですかね（笑）

松本 それはイメージに合い過ぎる気が（笑）昔読んだ作品で今も持っているもので言うと、『ブラック・ジャック』ですね。

長南 『ブラック・ジャック』のどういうところが好きですか。

松本 あまりそういうことを考えて読んだことがないですね。あとは手塚治虫の『ブッダ』とか、あの辺を大人買いができるようになってから買いましたね。

長南 どちらも深いですよね。『ブラック・ジャック』なんて、命とかそっち系ですし。小説ではいかがですか。

松本 小説は『竜馬がゆく』と『三国志』ですね。これはもう諳んじるほど読んでいますね。リョーマっていう会社、『竜馬がゆく』がバイブルだったのですよ。

長南 ちなみに、VCの人とお話しするとほとんど必ず『竜馬がゆく』が出てくるのですけど、それはVCという職業と通じるところがあるのですかね。

松本 それは分からないですけど、私達が作った学生ベンチャーをリョーマっていう会社にしたのは「時代を変えようぜ！」っていうので付けた名前だったっていう。

長南 やっぱりそうですよね。あとは映画だとどうですか。あまり見ない、でもOKです。

松本 うーん、「あまり見ない」が正解かもしれない。人で言うと、ロバート・デ・ニーロの作品が好きです。

長南 今回の『マイ・インターン』みたいなやつ。

松本 あ、もう明日観に行こうかなって（笑）

長南 ロバート・デ・ニーロが好きなのですね。どういうところが好きなのですか。

松本 哀愁漂いながらも斜に構えている感じ。昔の作品から、割とずっと好きです。

長南 斜に構えつつも、やる時はやる。「やる時はやる」ってテーマなのですかね。

松本 そうですね。「やる時はやれ！」という教えしかなかったんで、私達（笑）

早く、ちゃんと、丁寧に

長南 最後に、起業家へのメッセージを。

松本 どうだろうな、「早くやろうよ、ちゃんとやろうよ、丁寧にやろうよ」かな。それくらいですかね。

長南 ものすごいあれですね、スパーンと短い感じですね（笑）

松本 それしか言ってないのでしょうね、多分（笑）